yasumin日記~霊的成長への道~

発達障害の息子の子育て こころの成長・気づき・発見 ちょっぴりスピリチュアル

瞑想その3 サダナ黙想

ラビリンスメディテーションヴィパッサナー瞑想に続いて

体験したのは「サダナ黙想」。

実は、キリスト教系の瞑想法を体験したいと思い

一番最初に見つけたのが

「東洋の瞑想とキリスト者の祈り」という本だった。

 

遡れば、ローマカトリックの流れをくむ西方教会に対し

ギリシャ正教に端を発する東方正教会に興味を持ったのが

そもそもの始まりである。

ロシアの「無名の巡礼者の手記」から

〝イエズスの祈り〟について知ることとなった。

 

この〝イエスの御名の祈り〟は

「主イエス・キリスト、神の子よ、われを憐れみたまえ。」

という短い祈りである。

4世紀のエジプトの修道士の祈りにもルーツがあると言われ

また、この祈りを繰り返し唱える際に

ある種の呼吸法、体位法などの身体技法が行われていたようで、

この事を知った時に

マントラ(真言)を唱えたり、呼吸法、姿勢など

インド発祥のYOGAの瞑想法に共通点を見出したのだった。

 

そんなことから、

キリスト教の修道士に伝わる瞑想法があるはずだと確信していた。

 

さて、「東洋の瞑想とキリスト者の祈り」を手にしたものの

字は細かいし

著者がイエズス会の司祭様だから当然だが

エス様のことを「イエズス」と表記されるのも私には馴染みがない。

瞑想は体験して感じ、気づくことに意味があるので

ただ読んでいてもイメージが湧かない。

読みながら実践するというのは非常に難しい。

そんなことから、途中まで読んでそのままになってしまった。

 

いくつかの瞑想を体験した後

ふと「サダナ黙想」を思い出し、体験してみることにしたのだった。

 

まずは入門A(1日)のプログラムから。

こちらも上級者になれば宿泊のコースなどもある。

最初はヴィパッサナーと同じように

沈黙、体の知覚、呼吸などの基本からの導入となる。

 

その後イメージ、幻想を用いた瞑想へと続く。

この体験は非常に面白かった。

空想物語やイメージを描くのが好きな人には楽しいと思う。

自分の体験をシェアリングしたりすることもあり

他の参加者との感じ方の交流も自然とでき

個でありながら、温かい空間が感じられた。

いわゆる瞑想のイメージとはちょっと違ったアプローチがあり

気づき方も新鮮な感じがした。

一人で行うのもよいが、

皆で行うことの素晴らしさを感じることができたように思う。

 

過去記事に一例を記したので参考まで。

 

その後はすっかりご無沙汰だし

現在はコロナ渦でオンラインで行っているようである。

興味のある方はぜひ!