Pikarin、初めてのてんかん発作
Pikarin、入院して数日後医師から連絡があり
脳波検査中にてんかん発作が起きたと告げられる。
以前も何度か脳波検査したことがあったが、
発作が起きたのは初めて。
7歳で知的遅れを伴う自閉スペクトラム症と診断され、
行動面で問題が強くなり
医療機関を転院して、入院施設のある現在の病院になった。
転院後初診での脳波検査の結果では
「てんかんに見られる波形」が出ているとのことだった。
気になって今までも何度か主治医に確認したが
てんかんではない、と言われ続けていた。
どこがどう違うのか判断基準がよくわからない。
ここにきて初めての発作。
一瞬何で?と思ったが
以前支援学校の勧めで任意で脳波検査を希望したことがあった。
その時、フラッシュのような光刺激を与える検査中に
気分が悪いと言って、中止したのを思い出した。
調べてみると光刺激に反応するてんかん発作があることを知った。
そういえば、夏休み中も自転車で出かける時に
ゴーグルをしていたことがある。
本人が理由を説明できなかったので
季節外れのトンチンカンなPikarin、くらいに思っていた。
記憶をさかのぼると
夏休み中の会話の中で
自転車に乗っていて時々眩暈のような感じがあると言っていた。
頭の中で画像が乱れるような感じとも。
そういう時は停まって休むと回復するとのことだった。
もしかしたら、これがてんかん発作の前兆だったかもしれない。
それに学校に行かれない時は一日中i-padの映像三昧だったから
これも影響しているかもしれない。
昔あった、ポケモンショックというのをご存じだろうか?
ポケモンアニメをテレビで見ていた子供たちの一部が
光過敏性発作等を起こしたという事件である。
これが光過敏性てんかんにあたるらしい。
入院中、しかも検査中に発作が起きたのは不幸中の幸い。
また一つ明らかになった。
ただ、さらに不運は続く。
発作中に飲み込んでしまった唾が肺に入って
CTで確認したところ、今度は誤嚥性肺炎を引き起こしたそう。
高熱が出て、抗生剤の点滴を打つことになった。
Pikarin、初めての体験の連続。
親はどうすることもできず、回復を祈るばかり。
そのような経過から
後日医師との面談で
今後の治療方針も躁うつ病以前にてんかんの治療優先に切り替わった。