yasumin日記~霊的成長への道~

発達障害の息子の子育て こころの成長・気づき・発見 ちょっぴりスピリチュアル

Pikarin、3回目の入院と初回医師面談。


本当は入院させたいわけではないんだよね。

でも行動が制御できないから管理しきれない。

昨夜も遅くに家の周りに水を撒き出し、近所迷惑でもある。

 

朝は早くから段ボール4箱ぐらいに荷物をまとめていて

引っ越しさながら。

持ち込めるわけはないのだが、

出がけにトラブルになりたくないので、言われるがまま車に積む。

 

病院到着。

まずはコロナその他の検査があり、Pikarin待ち時間もじっとしていられず。

スマホであちこちに電話しまくり。

同じフロアの受付にも何度も電話して「先生をお願いします。」という始末。

受付に直接話しに行きたくても、Pikarinの傍から離れられず。

何をしだすかわからない状態だから。

 

手続きが終わりやっと病棟に案内された。

 

やれやれ…と帰宅するが、夕方に早速看護師さんから電話が入った。

興奮が強かったので薬を飲んで寝たらしいのだが

目が覚めたら

「ここはどこ?ボク帰りたい。」になって暴れてしまったらしい。

初日から備え付けの棚を壊して、またまた器物破損!

やってくれるね、Pikarin。

悲しいかな、承諾を拒むこともできないから、拘束もされることになった。

 

何だか前回と同じことの繰り返しのようだが、この先どうなるのか…。

経験済みで成長しているとも思っていたのだが…。

やっぱり脳の障害というのは

コントロールが効かないわけだから、薬で抑えるしかないのか…。

 

翌日、病棟主治医との面談があった。

現在の状況と今後の治療方針について。

 

のっけから、「残念なことに躁うつ病です。」と言われる。

しかも悪いことにⅠ型で躁と鬱が極端な現れ方をするケースらしい。

特に躁が強いと周囲に影響を及ぼすから

社会生活が困難になりやすい、とも。

そして一生薬が必要になるだろうとも言われた。

 

元々躁鬱的傾向はあったが

発達障害の気分の波の範疇でとらえていたのだが、

その枠を超えてしまっているんだね。

「お母さん、ショックですか?」と聞かれたが、

今までいろいろな事がありすぎて

もはや何が起ころうともあまり動じない自分になっていた。

感情的にどうのというのではなく、

では現実的にどう対処していくのか、そのことを考えるしかないので

思いのほか冷静にいられた。

 

ただやはり気になるのは薬のこと。

初めて向精神薬を飲むことになったのは10歳くらいだったが、

最少の量だったにもかかわらず、

酔っぱらいのようになり、

また、何日も訳のわからないお祈りを窓の外の車に向かってし続けていたのである。

 

これが一生となると受け入れ難い。

「薬が怖いんですね?」と先生に聞かれた。

あまり何度も言われるので、帰宅してから

「私は薬を怖がっているのだろうか?」と自問してみた。

確かに恐ろしいと思っていることは認めるが、

それ以上に、自然治癒力を信じることから生じる抵抗なのだと気づいた。

 

人間が本来神様から与えられた肉体そのものの素晴らしさ、修復する能力、

それを失わせるような働きかけをする物を許せないという感覚が

私の中に強くあるようだ。

 

「薬を上手く利用しましょう。」

先生に改めて言われ、

今までは抵抗と戦いの姿勢で西洋医学に臨んできた私だったが

許容範囲を緩やかにし、共存する姿勢に向かう気持ちが芽生えた。

 

とはいえ、今は100%お薬が必要な状態だが

一生といわれても、いずれ長い年月をかけ

最低限の量で済むことができる状態を目指したいと

諦めることを知らず

相変わらず希望を持ち続ける私であった。

 

目の敵にする戦いはやめよう…。