瞑想その5 シッダヨガ
TM瞑想の体験直後に
ある方から瞑想のお誘いを受けた。
受けるべきか迷っていたが
師からのお誘いでもあり、
シンクロニシティを感じて参加してみることにした。
シッダヨガという流派らしい。
初めて知った。
今世の中に浸透しているYOGAは
精神性というよりは
もっぱら身体的エクササイズになっているように思うが
もともとYOGAは
古代インド発祥の伝統的な宗教的行法であり、
瞑想を中心とする。
仏教、ヒンドゥー教からインド各地の諸宗教に展開され
静的、動的な流れをくむ流派などそれぞれに発展し体系化されてきた。
サンスクリット語のカタカナが並ぶし
各流派ごとに少しずつ重きを置くところが異なるし
グルと言われる師から伝授されるので
聖人と呼ばれるたくさんの人の名が連ねられる。
このシッダヨガの瞑想は1日コースだった。
部屋に入るとお香の香りが立ち込め
正面にはグルの写真が額に入れて飾られ
花やインド風のしつらえがなされていた。
まずはシッダヨガの成り立ち、グルについてなど
視聴したような記憶がある。
その後は最初は短い時間から、次第に長い時間
脚を組んで、瞑想&お話の時間。
マントラを唱える瞑想があったり
キールタン(インド版讃美歌のようなもの)を歌ったり。
ひと昔の私なら
その雰囲気に酔いしれていたことだろう。
もとはインド好きの私だから
興味がないわけではないが
今の私には「神」を感じるにはキリスト教が必要だし
瞑想はニュートラルな自然な感覚でとらえたい。
またYOGAは身体のメンテナンス、
体の感覚からくる「気づき」として必要に感じている。
いろいろと彷徨って
今の自分に必要なものを感じ取っている。
次の段階へ成長したら
また見えてくるもの、捉え方も変わり
必要なものが変化するかもしれない。
その日一日は新たな出会いもあり楽しかったし、興味もあったが
書籍を2冊購入し読んでみるにとどまった。
今は哲学的にあまり難しく考えたくないし
インド思想に傾倒しているわけでもない。
そんなことから以降は特に参加していない。