yasumin日記~霊的成長への道~

発達障害の息子の子育て こころの成長・気づき・発見 ちょっぴりスピリチュアル

瞑想その4 TM瞑想

2年前にトライしたのがTM瞑想。

Transcendental Meditation 略してTM

超越瞑想という。

実は30年前から気になっていた瞑想法である。

 

超越瞑想のルーツは

インド発祥の「ヴェーダの伝統」に由来する。

古来から守られてきたこの伝統的瞑想法を

50年ほど前に体系的に復活させ

世界に紹介したのがマハリシ・マヘーシュ・ヨーギーである。

 

なぜ超越瞑想を知ったのかはよく覚えていない。

おそらくその頃YOGAについて調べていたからだろう。

TMを実践している著名人に

ポール・マッカートニーリンゴ・スター

ジョージ・ルーカスデヴィッド・リンチクリント・イーストウッドなど

錚々たるメンバーが名を連ねていたことも

興味を持った理由であろう。

 

やり方は極めてシンプル。

無理に集中する必要はないし、心をコントロールする必要もない。

姿勢や身体の動きなどの制限もない。

だから脚を組んで背骨を無理に真っすぐにする必要もなく

椅子やソファーに座ってでもできる。

TM教師から指導された「マントラ」を心の中で用いる。

一回の瞑想時間は20分。

朝夕1日2回行う。

 

他の瞑想と違って

多くの努力を必要とせず、

自然に深い安らぎに導かれる。

子どもでもできる。

そして宗教的な感じがあまりしない。

その効果は科学的に実証されていることもあり

ストレスマネジメント、能力開発、健康管理のプログラムとして、

世界中の学校、企業、医療機関、軍隊、刑務所などで

採用されている。

 

最初は私一人で学ぶ予定だったが

精神的な安定が何にもまして最優先すべき我が家の状況から、

高次機能障害の夫と発達障害のpikarinにも

効果があるのでは…と思った次第である。

おまけに家族が同時に受講する場合に限り

「家族割引」が適用されることが分かった。

この機会を逃しては…と思った私は

ダメもとで二人に聞いてみたのである。

当時は夫も無職、pikarinは不登校だったので

時間は十分にあった。

基本コースは一日2時間程度×5日間。

今思うと、

気まぐれpikarinがよく付き合ってくれたものである。

2泊3日の旅行に行ってさえ、トラブル勃発の絶えない家族だが

5日間の瞑想指導に3人で通ったのである。

ちょっとストイックで風変りな私に

二人とも付き合ってくれて本当に感謝。

 

TM教師から指導を受けてから

今度は毎日3人そろって朝夕の瞑想。

いつもは勝手者で他者に合わせることが苦手な二人だが

私ではなく、夫の掛け声で3人そろっての瞑想が始まる。

 

どのくらい続いたであろうか。

思い出すと不思議な感じである。

言葉には出さないが

それぞれに何らかの効果を感じたのであろう。

静寂の中にわずかでも落ち着きを見い出せたようだ。

 

ところが今現在はさっぱり…。

 

引き続き精神的な安定は我が家のテーマであるが

絶えず静寂とはかけ離れたインターネット配信の情報の渦中にある。

一日のうちの少しの時間、

静寂の中に身を置くことで

精神的な安定、心の落ち着きが得られるのに…。

 

今は私一人でほぼ毎日行っている。

何しろ自然だから続けやすい。

効果を期待すると力が入ってしまうので

何も考えない。

安らいだ状態に入るのが心地いい。

 

3人そろってでなくとも

いつかそれぞれが瞑想を継続できる日が来ることを願っている。

一人一人の心の平安は

世界の平和へとつながる。

私はそう思う。