予定が立てられない。
高校生のpikarinのその後。
今年の4月に特別支援学校に進学したpikarin。
心機一転、
最初の2週間くらいは毎日登校でき、
これで不登校ともおさらば…と思っていたのだが
G.W前あたりから再び怪しくなってきた。
「疲れる…。」の毎日。
電車やバス、歩行者の流れをつかむのも苦手で
よくぶつかりそうになるpikarinだから
学校以前にかなりストレスがかかるのだろう。
pikarinはなぜ学校に行けないのか、といつも思っていたが
最近は、
他の子どもたちはよく毎日学校に通えるものだ、と
逆に不思議に思えてきた。
最近の様子を見ていると
一週間に2~3日ペースで登校できている。
朝は規則正しく目覚めるのだが
その後がはっきりしない。
行くのか、行かないのか。
お休みモードかな、と思っていると
家を出る予定時刻の10分前に
突然着替えて準備を始めたりする。
予測不能。
先生との連絡帳、欠席・遅刻の電話など
こちらの対応、心づもりもある。
こちらもイライラしてしまうから
朝7時までに「行く、行かない、どうしたいのか」
自ら意思表示をするように約束させる。
…が、なかなかできない。
毎日が疲れるなら、登校する曜日を決めるか?
小学校の時もやっていた時期があった。
日数を減らして、でもある程度の規則性をもって
無理のない範囲で
自分をそれに合わせていくことを提案。
ある日
「月水金 行く」というメモ書きを置いて登校した。
カレンダーにもいかない日に大きく✕(バツ)が付いていた。
と書いてありながら
あれっ?その日は火曜日???
帰宅してから
「やっぱり、火木金にいくわ。」
授業の関係なのか何だかよくわからない。
やっぱり曜日を決めることはできず
その日の調子というか気分で決めている感じ。
(ちなみに小学校の時はできていた)
pikarinの場合、これは明らかに障害特性ではないな、と思う。
持って生まれた気質的なものだろう。
自閉症の特性の中に
こだわりの強さから「一度決めたことを繰り返す」がある。
逆に決められていないとできない、
あるいは決まったことが変更になるとパニックを起こすというケースもある。
pikarinの場合、部分的にはあるものの
ほとんどあてはまっていない。
またこの〝部分的に〟というのも結構曲者。
結局のところ、曜日を決めるなんてpikarinにとってはナンセンス。
その日の様子で行く、行かないを決めるのが自然体なのかも。
それに伴い、学校への同じ電話を繰り返す私。
これが自然な流れ、当たり前の事と思えれば
自分の中にマイナス感情や抵抗もなくなる。
私の中の価値観、基準はpikarinによって変えられ
許容量も増していく。
それってある意味
私を〝豊かに〟してくれているってこと?