ありがたいこと。
先日義父上が倒れ救急搬送されました。
脳梗塞はなく、血管が細くなっている部分の流れが
悪くなっていたためとのこと。
幸い意識はすぐに戻り2泊三日で退院。
みごと生還!
病院の医師によると
このまま入院してしまうと
確実に寝たきりになってしまうので
少しでも自宅で生活できた方がよいとの判断らしい。
驚くなかれ、99歳の超高齢。
すごい生命力。
私が行った時は、少し疲れはあったものの
にこやかに微笑んでいました。
pikarinのこともあり私は一人先に帰宅。
その後、夫は2~3日泊まって様子を見ることにしました。
さすがに高齢者二人の生活は限界にきていて
いろいろと大変な様子。
今後のことを早急に考える必要が…。
そんなこんなで
夕食時にじーじの話をしているとpikarinからこんな言葉が。
p:「ボクが生まれてから17年も生きてくれているんだね。
それってありがたいことだね。
本当にありがたいね。」
と、しみじみ。
母:「そうだね。お祖父さんに会ったこともない子もいるもんね。」
私は適切な言葉が見当たらず陳腐な返答。
自然に出てきたpikarinのこの言葉に
何とも表現できない感動が走った!
この時の情景を含め、一生忘れられないシーンになりそう。
義父上はお金や物をあげて人を喜ばすのが好きな人です。
当然ながらそれを目当てに寄って来る人も多く…。
pikarinの年の離れた従兄姉たちも
その恩恵にあずかり、おもちゃやお小遣いを与えられ放題。
成人した今でもお小遣いをもらいに来るという。
pikarinが生まれた頃にはお金は少なくなり、
高齢で、どこか連れて行ってもらうことも
一緒に遊んでもらうこともなく
たまに訪ねた時も、特別話をしたわけでもなく
じーじがテレビを見ている傍らで
一人プラレールで遊んでいた。
pikarinにとってじーじの印象ってどんななんだろう。
それなのに〝ありがたいね〟というこの言葉。
じーじの存在そのものを感じてなのか、
醸し出す空気感、オーラみたいなものか。
生きているだけで、みんなすごいんだ。
ありがたい存在なんだ。
みんなが気づかない大切なことを
ふとした折に教えてくれるpikarin。
そんな言葉を自然に表現できるpikarinってすごい!