世の光《ウィリアム・ホルマン・ハントの絵》
1月28日のこと、私のいとこからメールで
ウィリアム・ホルマン・ハントの『世の光』の絵が送られてきました。
何かしらこの絵がpikarinの力になる気がした、というのです。
〝世の光〟からすぐに聖書の言葉を思い出したのですが、
画家も絵も知りませんでした。
W.H.ハントはイギリスの画家。ラファエル前派の一人。
この絵のテーマはヨハネの黙示録3章20節から引用されていて、
扉を叩こうとしているキリストの姿が描かれている。
扉には取っ手がなく、中からしか開けられない。
これをpikarinにいとこのメッセージと共に
プリントアウトして見せたのだが、その場では全く反応なし。
というかチラッと見て終わり。
一週間ほど経った2月2日(日)の夜、pikarinからのショートメールで
いきなり、「ママの扉は自分で開けてください。」とあった。
母「なんのとびらのこと?」
P「ママの中のとびらです。」
母「ママの中?こころ?それともあたま?」
P「エアユアナなかな(・V・)ノやあらあなあやあははんらからあ、
粗からたや粟田や綾新たら粗かな………。」
わけのわからない意味不明の文字の羅列が延々と続く。
途中絵文字も入って楽しんでいる様子で終わった。
さらに一週間後の2月9日(日)、教会の暦では顕現後第5主日にあたる。
今年この日に読まれる福音書は、
マタイによる福音書5章13~20節で、
その中に〝あなたがたは世の光である〟とのみ言葉がある。
その日ある司祭からの次のメッセージに出会った。
「〝あながたは世の光である〟との主のみ言葉に、
W.H.ハントの世の光と題する絵を思い出しています。
主イエスが戸を叩いていますが、その戸には取っ手がありません。
内側から開けなければ戸は閉ざされたままです。
主は戸が開かれるのを待っています。
主のために心の戸を開くとき、主は私たちの内に来られ、
私たちは光を世の人々の前に輝かすものとなるのだと
ハントの絵は語りかけています。
主のためにいつも心を開くことが出来ればと願っています。」
この一連の流れ、pikarinの言葉、シンクロニシティに心が震えた。
何という素晴らしい、そして強烈な神様からのメッセージ。
驚きと喜びに涙があふれた…。