yasumin日記~霊的成長への道~

発達障害の息子の子育て こころの成長・気づき・発見 ちょっぴりスピリチュアル

「ボク、ママのためにやってるの。」

最近は比較的落ち着いてきて

怒りがおさまるのも早くなったpikarin。

一瞬激情するが、コントロールする力が出来つつある。

すぐに謝ることもできるようになった。

 

とはいっても

全てがうまくいっているわけではない。

私にかまってもらいたいのか

好きな時だけ絶えずまとわりついてくる。

自分では犬が好きなくせに、まるで猫みたい。

足を踏んでみたり、体の上に乗ってきたり

行く先を妨げてみたり…。

幼い子ならかわいいが、もう16歳も終わる。

 

その度にやめてほしいと伝える。

言ってもわからなくても何度も繰り返し言い続けること、

と支援の先生や医師は言う。

誰だって言われ続けたら嫌だろう。

言い続ける方もいい気分ではない。

時々そんなあり方に疑問を感じる。

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母:「どうしてやるの?」と聞くと

P:「ママがボクにしてほしい、って言ってるんだ。」

母:「ママはやめて、って言っているんだけど。」

P:「ボク、ママのためにしているんだよ。」

いつもそんな答えが返ってくる。

〝ママのために〟…?

自覚は全くないが

潜在意識の領域で私が望んでいることを

体験させてくれているのだろうか…。

 

最近、夜寝る時に私をベッドに呼ぶ。

「さみしい病」復活だろうか?

一緒に寝ていたころを思い出す。

今までいろいろなことを一緒に体験してきた。

親子だから当たり前のことかもしれないが

これほど密度濃く関わりあった人は

pikarinの他にはいないと思った。

 

光の天使の姿で私の夢に出現し

お腹を抱え話しながら一緒に散歩

呼吸を合わせてすぽ~んと飛び出てきたpikarin

夜泣きがひどく一晩に10回以上目覚める

おっぱいをあげても乳首が離れるとすぐに泣き、

3歳まで飲み続けた

他の子とはちょっと違うと思ってきたが

2歳3か月まで歩かず、お尻歩き

遊具を怖がり、他の子とも遊ばない

いつも砂場で私と一緒

でもpikarinは独りの世界

私は傍らにいるだけ

幼稚園はシュタイナー教育

私の自己満足に付き合ってくれたのか…?

どう考えても継続が困難と判断し

シュタイナー学園は小学校2年生で転校

その時pikarinは

「ボク大丈夫だから。続けられるから。」

と泣いて訴えた。

これも私を思ってのことだったのかも…

その後は不登校の繰り返し

pikarinの言葉を信じてあげなかったからだろうか…

成長と共に様々な問題が勃発

二次的障害が出て大変なことばかり

行方不明、暴力、破損、入院…

家庭支援センター、児童相談所福祉施設、警察との関わり

 

pikarinのおかげで

今まで全く経験のないことばかり体験させられた。

親子としてもっと別の体験をしたかったのだが

頭の中の理想とは違って

潜在意識ではこれらの体験を通して学びたいことがあったのかもしれない、

と最近になって思う。

いろいろなことが起こる度に

根が真面目だけに全身全霊でpikarinに関わってきた。

その関わり方にも問題があったかもしれなかったが

とことんやってきたので学びや気づきも深かった。

 

〝ママのためにしている〟

本当にそうなのかもしれない。

身体は大きくなっても

まだあどけなさの残る純粋なpikarinの顔を見ていると

感謝の気持ちで涙があふれてくる。

「pikarin、ありがとね。ママにいろいろ教えてくれて。

まだ伝えようとしていることの全部はわからないけど、

ママのところに来てくれて本当にありがとね。」

素直にこう伝えられた。

 

pikarinは黙って私の言葉を聴いていた。

そして布団の中に私の手を引き寄せ

ぎゅっと握ってくれた。