イーロン・マスクとアマビエ?
今年に入りpikarinが
「イーロン・マスクだ出ててさ、言ってたんだよね。」
などと口にするようになった。
イーロン・マスク…?
誰それ?
不思議に思いつつ
カタカナの芸名のYou Tuberか、
それともアニメか何かのヒーローか?
「調べてみてよ。」とpikarinに言われ検索すると…。
何と恥ずかしい。
アメリカの実業家であり、エンジニア。
世界一ともいわれる大富豪らしい。
スペースX、テスラ、ハイパーループなどの言葉が
pikarinから次々と出てきた。
最近pikarinはいろいろな動画を見ている。
それまではヒカキンやアニメ、映画が多かったが
今年に入ってからは
近未来の都市、宇宙や自動運転の車、高速の乗り物、都市再開発などに
興味を示し始めた。
それまで観ていた映画も宇宙人やAIロボットものが多かったが
そこから現実の世界に発展してきたようだ。
i-padはpikarinにとって絶好のツール。
ひらがなを駆使しながら
指タッチで自由に検索できる。
文字を読むのは難しいので動画専門。
一つ動画を開けば、関連するテーマを次々と見ることができるから
たくさんの情報を得ることができる。
もとより視覚優位の特性から画像による検索スピードが驚くほど速い。
私の方はあまりの速さに追いつけず眼が痛くなってしまう。
いったいどこを見ているのだろう?
見ているというよりは
一瞬の画像からインスピレーションを読み取っているように見える。
今朝は突然私の母にハガキを書き始めた。
文字や文章を書くのは嫌いで手紙が来ても返事も書かなかったのに。
「ちょっと春休みに遊びに行きたいからさ。」
と言いながら、i-padを開いている。
漢字がわからないから辞書代わりに調べている様子。
小学校の頃、国語辞典の使い方を
勉強を嫌がるpikarinに教えたものだったが。
母:「将来困るといけないから…。」
P:「ボク、大丈夫。困らないから。」
そんなことを言っていたのが思い出される。
最近は放課後等デーサービスで
個別のパソコン教室をやってくれることになり
2回ほど参加した。
いつだったか既存のテンプレートを基に
私がHP試作で四苦八苦していたのに
デスクに戻ってみると
pikarinが勝手に遊んで作成していた。
怖いもの知らずで直観でやるから仕事が早い。
昨日も
P:「ママ、ブログ書かないの?」というので
母:「何のテーマにするか考えているの。」
P:「じゃあこれ載せてよ。」
と言って、わずか15分くらいの内にぬり絵を作成していた。
ネットで検索して、色を付けて、保存して…。
自分のファイル名までついていてびっくり!
母:「これ何?」
P:「アマビエだよ。」
母:「アマビエって?」
調べてみると
昔肥後の国に出現したとされる妖怪で、豊作や疫病を予言したとされる。
昨年からの新型コロナに関連して
巷ではちょっとしたブームになっていたらしい。
疎い私はまったく知らず。
母:「何で知っているの?」
P:「へへっ…。」
時代はどんどん変化している。
それもものすごいスピードで。
情報量もけた違い。
便利なツールもある。
そしてpikarinの成長も加速し始めた。
社会性についてはまだまだサポートが必要なのだが
独自のやり方でいろんなことを習得している。
しかもほとんど習っていないのに。
余談だが
pikarinに限らず最近の子どもたちは
生まれながらにして電子機器関連の知識が備わっているように思える。
便利さ、快適さが追求され
さまざまなニーズに対応できる世の中になってくると
pikarinが言うように「困らない」のかもしれない…。