病棟主治医とお話ししました(2)
pikarin入院後3週間、
2回目ドクターとお話ししました。
「とても落ち着いていて、
最初の数日間は何だったんだろう…?という感じです。
作業療法でも色彩感覚が良く、筆づかいもうまく、
おばさま患者さんたちと交流しています。
ホールではいつも特等席でTVを見ていて、
番組でヨガが出てくると、ヨガのポーズをしてくれたり。
スケジュールも自分から立てたりしていますよ。」
聞いていてpikarinの姿が目に浮かび、笑いたくなる。
家では全くやらないのに、外ではいろいろできるんだね。
私の前ではやりたくないんだろうな。
色彩感覚は幼児期からのシュタイナー教育のおかげだと思う。
ヨガは何気に私のを見ていたからなのか。
スケジュールは私が色分けしてよく作っていた。(いつも計画倒れだったけど)
おばさま受けするのは彼の天性の才能。かわいいんだよね。
そんなわけで、
「いつでも退院できますが、どうしますか?」と言われる。
当初の予定では1か月で、
pikarinも入院時の診察で聞いて覚えていると思われるので
予定通り今月末にすることにした。
子どもは口で言っても言うことは聞かないけど、
やっぱり親を見て育つんだよね。
口ではpikarinを傷つける言葉ばかり出てしまうから、
日々の行い、生きる姿勢が問われるということだね。
この3週間、pikarinがいないことで、
精神的にとてもストレスなく過ごすことができた。
pikarinに対して失礼な言い方だが、
きっとpikarinも私と一緒じゃなくてスッキリしていると思う。
絶対ここ数年離れたほうが良い気がする。
pikarinの甘えからの脱皮にも。
全寮制学校や共同生活が営める場の受け入れを探るものの、
知的遅れとコミュニケーションがそれを難しくしていて、
児童福祉施設の長期入所は緊急性の問題で現状空きがない。
大好きだけど、うざったい。
一緒にいないと寂しいけど、一緒だとぶつかる。
お互い思うようにしたいけど、思うようにならない。
夫も加えて3人が三人共、似た者同士なのかな。
さあこれから、この心の安定をどうキープしていくか。
お互いに相手を受け入れることかな。
ずっとやり続けてここまできたけど、これからも続く。
我が家の課題は盛りだくさん。
夫の仕事、pikarinの生活、私の自律。
障害児の教育で「自律」ということがとかく言われるが、
自分は自律しているのか?と問いてみた。
自分だってできていないじゃん。
じゃあ子どもが自律できるわけないよね。
まずは私自身の自律。
親を見て子どもは育つんだから。