yasumin日記~霊的成長への道~

発達障害の息子の子育て こころの成長・気づき・発見 ちょっぴりスピリチュアル

サダナ黙想~象徴的幻想のエクササイズより

最近実家に行った時に、

27年前母と二人で行った冬のパリ旅行の話題になった。

灰色の冬空の中、連日美術館のはしごの一週間。

 

そこで出会ったのが、

ロダン美術館のカミーユ・クローデルをモデルにした(?)

大理石の彫刻「ダナイード

題材はギリシャ神話の悲劇的テーマなのだが、

そんなことより

この彫刻のなんと美しかったこと!

 

女性の背中からうなじ、髪の毛に至る表現。

感動で涙があふれてきた。

そこに現わされたロダンカミーユへの愛。

世間では何と言われようと、

こんなにも深く愛していたのか、と。

(題材とは関係なくかってに感じた)

彫刻を見て涙が出るほど感動したのはこれが初めての経験だった。

*********

 

時は変わって

昨年サダナ瞑想に初めて参加した時のこと。

ある象徴的幻想を用いたエクササイズでこんなものがあった。

 

①ある美術館を訪れました。どんな美術館ですか?

 入り口は?中に入ると?

②そこにあなたをモデルにした彫刻があります。

 どんな彫刻ですか?好きですか?嫌いですか?

 彫刻に話しかけてみてください。

③あなたはその彫刻の中に入ってみます。

 どのような気持ちがしますか?

④その部屋にイエス様が入っていらっしゃいました。

 どのようなお姿で、部屋の彫刻を観ていますか?

⑤あなたの彫刻の前に来ました。

 どのように眺めておられますか?

 イエス様に出会ってどのような気持ちですか?

 何を語られますか?

⑥イエス様と共にいる間、どんな会話をしましたか?

⑦イエス様が部屋から出て、あなたは彫刻から出ます。

 彫刻を出た後見直して、彫刻はどうでしたか?

 変化がありましたか?

⑧美術館の外に出てどのような気持ちになりましたか?

 

一つ一つの問いは最初からわかっているわけではなく、

指導者(司祭)によって瞑想の中で順に誘導されていく。

 

私のイメージに出てきた美術館は、

入口にロダンの「地獄の門」があり、建物は超現代的。

エントランスホールの天井が、ガラスのピラミッドになっていて、

光が差し込んでいる。

 

第一の部屋には、「サモトラケのニケ」が中央にあり、

ジャコメッティの彫刻、ダリの絵に出てくる図像が彫刻となって、

その周囲を囲んでいる。

床のタイルと壁はモノトーンの市松模様でモダンな感じ。

 

私は、ロダンカミーユをモデルにしたうつぶせになっている彫刻。

この彫刻が好き。

愛のすべてが注がれているところが。

私が彫刻に語り掛ける。「愛されていますね。」

彫刻が答える。「とても愛されています。」

 

自分の彫刻に入ってみて…

あたたかい、

やわらかい、

不思議な感じ。

 

エス様はタキシード姿で部屋に来られ、

周囲を見てから、私の彫刻に来られた。

私の彫刻は裸なので、覆うものもなく恥ずかしい。

 

エス様は

「ありのままのあなたでいいんだよ。」

と肩に触れておっしゃられた。

恥ずかしい気持ちと嬉しさ、優しさが交じり合う。

 

彫刻を出てみると…

彫刻は殻のようになっていた。

昆虫が脱皮したように。

 

美術館を出て…

自分がたまご型の光に包まれている感じ。

ただ、周囲はそれに気づいてくれない。

どこへ向かおうとしているのか。

何かに導かれているように、進むべき方向がわかっている感じ。

*********

 

朝の瞑想の中でなぜかそのことが重なり思い出された。

 

父なる神の創造物である私。

そこには深い愛が込められているんだ。

 

そしてありのままでいいんだよと、

受け入れて下さる子なる神イエス様。

 

それらから出るいぶき、聖霊に導かれて

私は生きているんだなぁ。

 

そんな、じわ~っとした深い感動が訪れた

朝の瞑想だった。